おとがわプロジェクト

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変化を受け入れて、それぞれのレイヤーで未来を描こう。「まちのトレジャーハンティング@岡崎」トークライブレポート

まちのトレジャーハンティングの報告会を受け、2017年2月19日トレジャーハンターを務めた西村浩氏、東京・西国分寺でカフェクルミドコーヒーを営む影山知明氏、地域の資源を活用した結婚式を企画運営するHappy Outdoor Weddingの柿原優紀氏によるトークライブが行われました。

まちづくりとの向き合い方や岡崎の資源などを深掘りしました
まちづくりとの向き合い方や岡崎の資源などを深掘りしました

 

岡崎のまちなかが直面している状況について、少年時代を岡崎市内で過ごしたという影山氏は「QURUWAは、公共空間が半数を占めると聞きました。端的に言えばまちがスカスカになっている」と指摘。康生が賑やかだった頃を知る影山氏は、この状況をマイナスに捉えてしまったそうですが、「今回トレジャーハンティングの参加者は、この状況をまちの資源と捉えていた。これは、いいスタートだと感じました」と続けました。

カフェ「クルミドコーヒー」の影山知明氏
カフェ「クルミドコーヒー」の影山知明氏

 

第一子の出産直後である柿原氏は、子どもを抱いてステージへ登壇。会場には子ども連れの参加者の姿が多くあり、子どもたちの笑い声や泣き声が聞こえていました。柿原氏は「これだけ子どもたちが賑やかにしていると、許容されている安心感がありますね」とにっこり。

トレジャーハンティングについては、「お母さんを始め、高校生や、岡崎で働きたい人など、いろんな人がそれぞれの未来を描いていました。彼らはみんな立ち位置が違うけど、描いている方向は概ね一緒だという印象を受けました。誰かの計画だけを通すのではなくて、それぞれのレイヤーで行動していくことが大事だと思います」と感想を述べました。

「Happy OutdoorWedding」の柿原優紀氏
「Happy Outdoor Wedding」の柿原優紀氏

 

今回のテーマである「都市戦略」について、西村氏は「1度決めたら変わらないものではなく、毎年変更していけるという考え方のほうが関わりやすい」と語ります。これを受けて柿原氏は「自分が結婚する25歳のときに事業を始め、ウエディングが“自分ごと”だった。でも35歳になって子どもが産まれて、今、目につくのは子どものことや妊娠中の女性、もう少し年上の世代のこと。自分の変化を感じています」と明かしました。

状況や視点が変わることを受け入れ、その時々の視点で行動することが大切だと話す柿原氏に影山氏も同意。「最初はカフェが好きじゃなかったけれど、実家を建て替えるタイミングでなんとなくピンときたからカフェを始め、今では天職だと思っています。たまたまの出会いやアイデアがきっかけで踏み出し、意外と自分はこれが合っていた、と気づくこともある」と影山氏は言います。

ユニットCのユニットマスターとして参加した西村氏
ユニットCのユニットマスターとして参加した西村氏

 

そして、岡崎のまちづくりの話題へ。QURUWAについて、影山氏は「まちに活気を取り戻していくことを目的としたときに、空間を区切ることはすごく大事。でも、歩く感覚で言うと、QURUWAでもまだ大きい。もっと小さくてもいいかという気がします」と指摘。

西村氏も「対象範囲が大きすぎると、活動するプレイヤーの数が足りないことがある。QURUWAも、エリアごとに役割を分け、違うプレイヤーが違う目的で集まるように、個性の打ち出し方をもっと議論した方がいい」と意見しました。

「変化していく都市戦略」というキーワードが出ました
「変化していく都市戦略」というキーワードが出ました

 

ハンター使いの青木氏は、トレジャーハンティングの成果は市民が真剣に考えた一つの正解であると評価した上で、「これが最終回答ではありません。状況もプレイヤーも変わっていくなかで、その実態にあわせて、どんどん変化していく都市戦略がいいのかなと思います」とまとめ、トークライブは幕を閉じました。

 

>>都市戦略をぶちかませ。まちは僕らのステージだ!「まちのトレジャーハンティング@岡崎」レポート

前田智恵美

前田 智恵美(まえだ ちえみ)

1984年、宮城県石巻市生まれ。ライター。東京のIT企業でWEB広告営業、WEBディレクターとして勤務後、結婚を機に夫の地元である愛知県岡崎市へ。自動車部品メーカー広報、出版社の新規事業立ち上げ・編集を経てフリーに。「QURUWA」の周辺に住んでいます。

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