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(仮称)セントラルアベニュー設計案を解説!「QURUWA FUTURE VISION DAY2」レポート【後編】

>>「QURUWA FUTURE VISION DAY2」レポート【前編】はこちら

 

11月6日に開催された「QURUWA FUTURE VISION DAY2」。清水さんからのお話のあとに、オンサイト計画設計事務所の長谷川浩己さんより、現段階での(仮称)セントラルアベニュー設計案について説明がありました。

長谷川さんは、まずはじめに「この中央緑道は、QURUWAというエリアの中で、東岡崎駅と康生地区を繋ぐ重要な位置にあります。このQURUWA全体とうまく連動する形で、(仮称)セントラルアベニューを検討していきたいです」と設計方針を話しました。

オンサイト計画設計事務所、ランドスケープデザイナーの長谷川さん
「まちのなかのオープンスペースには大きな力がある」と語る長谷川さん

 

今回提案された内容は、籠田公園から(仮称)乙川人道橋までのエリアを

「公園」「段丘」「国道1号線周辺」「橋周辺」

という4つのブロックに分け、それぞれの特性を整理し、検討されたものです。

それぞれの場所の特性からコンセプトを考えた
それぞれの場所の特性を活かしブロックごとにコンセプトを整理しました

 

「公園」のブロックは、籠田公園東側を遊んだり寝転んだりできる芝生広場とし、西側にバーゴラや屋根を設置して、飲食も可能なくつろぎのスペースにします。また、芝生広場の東横には木かげの広場を設けます。なお、現在平和之碑がある籠田公園の入口はそのまま活かす予定です。

現段階での籠田公園ブロックの再整備案

 

「段丘」のブロックでは、まず康生通り沿いの中央緑道に柵で区切られた安全な遊び場を用意。そしてその先に河岸段丘を活かした大階段のテラスを設置します。これは階段部分を客席としたささやかなイベントスペースとしても利用できます。

現段階での段丘ブロックの再整備案

現段階での段丘ブロックの再整備案

その先の「国道1号線周辺」ブロックは、既存のヒマラヤスギを活かし、木立の中に立体的なテラスを設置します。キッチンカーやカフェなど飲食ができるスペースができ、国道1号線からもまちのにぎわいが感じられるようにします。

現段階での国道1号周辺ブロックの再整備案

「橋周辺」のブロックは、(仮称)乙川人道橋のたもとに橋詰広場を作ります。ここでは、マルシェやカフェなどの活用に加え、情報発信拠点の設置も考えられます。さらに、乙川でのアクティビティの際にも利用できる交流点になります。

現段階での(仮称)乙川人道橋周辺エリアの再整備案

 

また、現状から「残すもの」「取るもの」の説明もありました。このエリアの歴史を偲ばせる常夜灯や平和之碑などは残し、木々も可能な限り活かす方向で考えられています。しかし、現在活用されていない公園施設や像などは移設もしくは一部撤去がなされる予定です。

のこすもの・とるもの

長谷川さんからの説明の後、「周辺住民」のグループ、「この場所で事業を行いたい」グループ、「公園を楽しく使いたい」グループなど、それぞれの立場に分かれて、これらの空間をどう使っていくかを考えるグループワークを行いました。

会場に用意された(仮称)セントラルアベニューの模型も確認しながら、「自分ならどのようにこの場所を使いたいか」「ここでどのような商売ができるか」など、それぞれのテーブルで話し合いました。

活発な意見交換がなされたグループワーク
活発な意見交換がなされたグループワーク

 

(仮称)セントラルアベニューの模型
(仮称)セントラルアベニューの模型

 

最後に行われた全体発表では、日常的に中央緑道を通っているという高校生から「空間のライトアップやおしゃれなテラスなど、SNSに投稿したくなるようなきれいなスポットがあったら高校生がもっと訪れると思う」という意見が出ました。

事業者のグループは、「コンセプトにワクワクしている」と前向きな反応があった一方、事業者として出店する際に必要なトイレ、電気、ガス、水道、Wi-Fiなどの整備をきちんと決めていく必要があると指摘しました。

「学校が終わる夕方に電気がついているといい」と話す高校生
「学校が終わる夕方にライトアップされているといい」と話す高校生の参加者

 

公園の活用を考えたグループからは「近くの結婚式場と連携してウエディングプランを企画したり、設置されるテラスの一棟貸しやアウトドアグッズのレンタル事業などができるのでは」というアイデアが発表されました。

ブロックそれぞれの具体的な使い方を考えたグループからは「籠田公園で映画を上映したい」「段丘のテラスで木育講座などの教室を開きたい」「橋詰広場が待ち合わせスポットになるといい」「橋詰広場から籠田公園までの直線の空間を使ってファッションストリートを開催したい」など多様な案が出ました。

多くの参加者から「映画上映会をしたい」との意見が出ました
なかでも「籠田公園で映画上映会をしたい」との意見が多数!

 

今回出たすべての声を長谷川さんをはじめとするデザインチームが読み込んだうえ、次回さらにブラッシュアップされた設計案が提示される予定です。

これから作られる(仮称)セントラルアベニューが、未来の負債になってはなりません。多くの人が足を運びたくなるような、日常的に使用される場所を創る必要があります。そのためには、わたしたち市民の一人ひとりが当事者意識を持って、意見を出すことが大切です。

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グループワークで出された意見の一部
グループワークで出されたアイデアの一部

 

次回12月10日(日)に開催する「QURUWA FUTURE VISION  DAY3」では、これまでに出た市民の声をもとに、ブラッシュアップされた(仮称)セントラルアベニューの基本設計提案が提示されます。また、「この場所をどのように使っていきたいか」の発表の場も設けられます。

>>参加申し込みはこちらまで!

 

なお岡崎市のHPに、この日使われた資料がアップされています。あわせてご確認ください。

>>資料その1・アクティビティ分布図(PDF)
>>資料その2・各ブロックの解説(PDF)

 

なお、この記事で紹介した提案はあくまで現段階での計画であって、決定事項ではありません。

QURUWA FUTURE VISION DAY1
>>レポート【前編】はこちら
>>レポート【後編】はこちら

QURUWA FUTURE VISION DAY2
>>レポート【前編】はこちら
>>レポート【後編】はこちら

QURUWA FUTURE VISION DAY3
>>レポートはこちら

 

前田智恵美

前田 智恵美(まえだ ちえみ)

1984年、宮城県石巻市生まれ。ライター。東京のIT企業でWEB広告営業、WEBディレクターとして勤務後、結婚を機に夫の地元である愛知県岡崎市へ。自動車部品メーカー広報、出版社の新規事業立ち上げ・編集を経てフリーに。「QURUWA」の周辺に住んでいます。

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