おとがわプロジェクト

よりよいまちへの「引き継ぎ」とその「架け橋」を

殿橋より「おとがワ!ンダーランド」会場の乙川河川敷へ降りるための案内板
“できないこと”が多かった乙川で、“やりたいこと”を実現する。「おとがワ!ンダーランド」レポート【前編】

 

岡崎市の中心市街地を流れる一級河川、乙川(おとがわ)。春は桜の名所として、また夏の花火大会のメイン会場として知られ、そのシーズンはたくさんの人でにぎわいます。

一方、普段の河川敷はというと、時おり散歩やランニングをする人が行き交う、静かでのんびりとした場所です。

乙川。奥に見える橋は「殿橋」
乙川。奥に見える橋は「殿橋」

 

というのも、川やその河川敷は、県や市によって管理されている“公共空間”だからです。公共空間には、市民が安心して過ごすための、たくさんのルールがあります。

乙川河川敷では、例えばバーベキューやキャンプは禁止されていますし、露店を出すこともできません。日常的に散歩やランニングをする人が休憩するためのカフェやベンチもありません。

 

それでは、もったいないと思いませんか?

普段の乙川を、みんながより楽しく使う方法はないでしょうか。

乙川を使いこなせれば、まちはきっと、もっと魅力的になるはず!

 

そんな考えのもと、乙川やその河川空間を使いこなすための社会実験を行うことになりました。

これが、2016年7月19日から9月4日まで開催された「おとがワ!ンダーランド」です。

殿橋より「おとがワ!ンダーランド」会場の乙川河川敷へ降りるための案内板
殿橋より「おとがワ!ンダーランド」会場の乙川河川敷へ降りるための案内板

 

この背景には、国土交通省による「かわまちづくり支援制度」があります。平成27年に乙川リバーフロント地区がこの制度に登録され、河川使用の規制緩和がされました。こうして、民間の事業者が自らの責任のもと、河川を活用できるようになったのです。

木製のガーランドで装飾された乙川河川敷
木製のガーランドで装飾された乙川河川敷

 

ちなみに「おとがワ!ンダーランド」という一風変わったタイトル。この「ワ!」には、4つの意味が込められています。それは、みんなが「ワッ」と驚くこと、活動や人の「輪」が広がること、乙川の上流から下流までの資源の「環」がつながること、ついつい「話」したくなる思い出があふれること。

こんなコンセプトのもと、「乙川で何かやってみたい!」という事業者を公募しました。そして、34のプログラムが実施されることになりました。

 

>>乙川でどんなことをしたの?気になる人は、レポート【後編】へ!

>>「おとがワ!ンダーランド」を写真でイッキ見!フォトギャラリーはこちら

前田智恵美

前田 智恵美(まえだ ちえみ)

1984年、宮城県石巻市生まれ。ライター。東京のIT企業でWEB広告営業、WEBディレクターとして勤務後、結婚を機に夫の地元である愛知県岡崎市へ。自動車部品メーカー広報、出版社の新規事業立ち上げ・編集を経てフリーに。「QURUWA」の周辺に住んでいます。

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