よりよいまちへの「引き継ぎ」とその「架け橋」を

DSC_0232
歩くのが楽しい康生通りを目指して。新しい道路空間の活用を考える「グッとくるわ社会実験」レポート

2018年11月12日から11月18日まで、康生通りにて歩道や軒下、駐車場などの空間を活用する社会実験が行われました。その名も、「グッとくるわ社会実験」。

まちなかの空きスペースを活用した飲食エリア
まちなかの空きスペースを活用した飲食・物販エリア

 

衣料品店やはんこ屋、時計屋などの専門店が立ち並ぶ康生通り、かつては歩くと肩が触れ合うほどの人で溢れていました。このまちの今について、康生エリアのまちづくりに取り組む「まちづくり岡崎」の杉浦さんは、「専門店が多く、お客さんは目的のものを買いに来て、帰るだけになってしまっています。これからもっと、そぞろ歩きが楽しい活気のある通りにしていきたいんです」と話します。

そんな康生通りで今回行われた社会実験では、

1)「まち歩きが楽しい街」にむけた軒下利用や車道等道路空間活用
2)「魅力ある来やすいまち」になるよう、街や通りにとって駐車場のあるべき姿を模索

という2点を検証項目として掲げ、道路空間の利用における規制を一時的に緩和。人が歩くスペースは確保した上で、歩道の一部に商品を陳列したり、ベンチを設置するなどの取り組みを行い、魅力的なまちのあり方を探りました。

 

普段は
歩道スペースを確保したうえで、普段は利用できない歩道に商品を陳列

 

「康生はオモシロイ」と記された歩道

 

期間中の11月17日と18日は、「グッとくるフェスタ」と題し、歩道や空き地にハンドメイドの雑貨店やキッチンカー、ワークショップなどの店舗が総勢30店舗ほど出店!多くの人が足を運び、買い物や食事を楽しんでいました。

歩道にマッサージブースが登場
歩道にハンドマッサージ店が登場

 

飲食店はどこも大行列に!
飲食店はどこも大にぎわい!

 

ワークショップに参加する子どもたち
ワークショップに参加する子どもたち

 

約300mある康生通りの歩道には、「まちの縁側」としてベンチなどの休憩スペースも点在。ここで食べたり飲んだり、ちょっと腰を下ろして休んだりしながら、いつもよりゆっくり滞在し、にぎやかな康生通りを眺めている人々の姿がありました。

食事したり、買い物したり
食事したり、買い物したり

 

休憩スペースでは、何気ないコミュニケーションが生まれます
休憩スペースでは、何気ないコミュニケーションが生まれていました

 

「普段は許可されていませんが、例えば軒下に看板や商品を並べたら、通った人が足を止めて商品を手に取りやすいかもしれないし、お店の人とのコミュニケーションのきっかけになるかもしれません。そんな工夫の積み重ねが、“歩くのが楽しいまち”に繋がるかもしれません」と杉浦さん。

「グッとくるわ社会実験」を企画運営した「まちづくり岡崎」の杉浦さん(左)と松井さん(右)
「グッとくるわ社会実験」を企画運営した「まちづくり岡崎」の杉浦さん(左)と松井さん(右)

 

道路や歩道を今より自由に活用することで、人がもっと楽しく歩ける街になる─康生通りではいま、そんな未来を描いています。

また、康生エリアは「駐車場が足りない/利用しづらい」という声があるそうです。その観点から、周辺の駐車場の見える化や無料開放も試験的に実施されました。

11/17(土)・18(日)に駐車場の無料開放が行われました
11/17(土)・18(日)に駐車場の無料開放が行われました

 

今回の社会実験は、1度きりのイベントではなく、この街をどのように魅力的に進化させていけるかを考えるためのものです。今後は来場者や出店者の感想、アンケートなどのデータを元に、これからのこの街の使い方と未来のあり方をより具体的に検証されます。

 

グッとくるわ社会実験 >>
https://machizukuri-okazaki.co.jp/g-market2018/

前田智恵美

前田 智恵美(まえだ ちえみ)

1984年、宮城県石巻市生まれ。ライター。東京のIT企業でWEB広告営業、WEBディレクターとして勤務後、結婚を機に夫の地元である愛知県岡崎市へ。自動車部品メーカー広報、出版社の新規事業立ち上げ・編集を経てフリーに。「QURUWA」の周辺に住んでいます。

こんな記事もみられています

投票により決定します!投票により決定します!
締切り間近!橋の名称と通りの愛称を投票で決定します!2月1日(金)まで!
8A6E2AAE-E422-4730-9E04-16B70E6EED6E8A6E2AAE-E422-4730-9E04-16B70E6EED6EQURUWAアクション
「通り」に出てみたら、まちと暮らしはどう変わる?「生活社会実験 連尺通り編」レポート
01_20180917_20701_20180917_207QURUWAアクション
道路と駐車場の使い方が変わることでまちがどのように変わるのか、QURUWAシンポジウム「暮らしを豊かにするまちの使い方最前線」が開催されました