おとがわプロジェクト

よりよいまちへの「引き継ぎ」とその「架け橋」を

デザイン会議のみなさん
行き交う人と滞留する人が交差するQURUWA戦略とは。第2回乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン会議レポート

岡崎市は中心市街地の活性化に向けて、乙川リバーフロント地区のまちづくりを2013年から取り組んでいます。2016年8月29日、第1回デザイン会議で提案された岡崎城郭内にある主要回遊動線「QURUWA(くるわ)」と、「QURUWA戦略(以下、Q戦略)」と名付けられた、「歩いて楽しく、自転車で回れて、車でも来やすいまち」というヴィジョンについて、公開型のデザイン会議で議論されました。今回の会議では、どのように人を「動かす」のか、「留まってもらうか」がとりわけ大事なトピックになりました。

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デザイン会議のみなさん

 

ちなみに、第1回デザイン会議で提案された「Q戦略」は、「乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン基本構想(以下、基本構想)」ではどのように位置づけられているのでしょうか。

まず、「持続可能な都市経営」を理念に掲げる基本構想実現に向けた3つの方針として、

①回遊性の向上と滞留時間の拡大
②新しい公共サービスの担い手の創出
③良質な都市空間の形成

があります。つまり、「Q戦略」は各エリアの特徴や魅力を相対的に高め、人の流れを生み出すきっかけとなることが期待されています。まさに、「点」をつないで「線」を引き、広がりを持つ「面」をつくり出すこと、と言えそうです。

 

こうした「Q戦略」を下敷きに整備される(仮称)セントラルアベニューの計画内容もこの日にプレゼンテーションされました。先日行われた住民説明会やアンケートの結果、安全性や利便性について高い意識を持っている住民が多く、ゆっくりとした歩行者の流れと通過交通との共存が求められていることがわかりました。

QURUWA主要回遊道路に位置する(仮称)セントラルアベニューの模型
QURUWA主要回遊道路に位置する(仮称)セントラルアベニューの模型

 

(仮称)セントラルアベニューの再整備計画で設計を担うオンサイト計画設計事務所の須貝敏如さんは、歩行者、自転車、自動車との共存を目指す「シェアード・レーン」という考え方を紹介。移動と滞留を同時に実現させるべく、今後、10月から計3回行われる市民参加型のワークショップでは、観光客の回遊と市民の利用について具体的に検討していくことを考えているようです。ご意見のある方はぜひご参加を!

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(仮称)セントラルアベニューの計画の方針を発表する須貝さん

 

今回のデザイン会議では、「Q戦略」が生まれたことによって、具体的な道路のつくり方について議論が深まりました。ただ道を整備するだけではなく、再整備によってどのような人の流れが生まれるのか。地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民の生活価値向上にも繋がる利活用とは。デザイン会議の進展にご期待下さい!

>>「第1回デザイン会議」レポート

 

【概要】

第2回 乙川リバフロント地区まちづくりデザイン会議
日時:平成28年8月29日 13:30-15:30
会場:岡崎市役所東庁舎2階大会議室

参加:岡崎市市政アドバイザー 清水義次、藤村龍至、泉 英明、山田高広、岡崎市 都市整備部乙川リバーフロント推進課、都市整備部都市計画課、企画財政部企画課、経済振興部商工労政課、経済振興部観光課 職員(敬称略・順不同)

浅野 翔(あさの かける)

浅野 翔(あさの かける)

1987年、兵庫県生まれ。名古屋を拠点に活動するデザインリサーチャー。「デザインリサーチによる社会包摂の実現」を理念に掲げ、福祉や伝統工芸など幅広い分野でデザイン活動を行っている。「未知の課題と可能性を拓く、デザインリサーチ手法」を掲げ、文脈の理解と物語の構築を通した、一貫性のある提案を行う。 2015年の岡崎デザインシャレットをきっかけに、『おとがわプロジェクト』に参加する。

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